不登校の息子が1年以上ぶりに授業を受けて、続かなかった話
また文章のみです。
うちの不登校の息子が1年以上ぶりに授業を受けました。(「将来、お父さんもお母さんもずっといるわけではないから、生きる力を一緒につけて行こう」と誘ったらなんとか行った)
喜んではダメだとわかっているけど、うれしかったな。クラスのみんなと並んだり友達に教科書見せてあげたりしている姿は。(私も付き添った)
実際楽しそうでした。理科でルーペが配られたら使ってみたい!という風でとりあえず筆箱とか近くにあるものを見てみたり、先生の質問に挙手したり(!)。植物を観察する姿も本当に興味津々な感じで。
でも次からは泣いて嫌がったから、私は訳がわからなかった。楽しそうだったのに。
息子のクラスメイトは、奇跡のように素直ないい子ばかりで、息子が久しぶりに現れると、嬉しそうにニコニコそわそわする子や、「○○くんだ!」と手を振ってくれる子、集まってきて話しかけてくれる子などいて、私の小学生の頃より俄然いい環境です。(私の通った小学校は「○ね」「こ○す」とかいう言葉が飛び交っていた)
しかし息子はそれには何も感じない様子・・
気持ちを知りたいのに、息子は気持ちを言わない。でもどうしても知りたくて。
そういうときはアンケート。
私が紙にいろいろな気持ちを文字で書いておいて、自分に近い気持ちに丸を付けてもらいます。それはやってくれます。
分かったのが、「退屈が怖い」「メリットが感じられない」ということ。
「楽しい場面もあったけど、退屈な瞬間が嫌」
今までにヒントはありました。ご飯食べる時も、車に乗っている時も本を読んでいたり、もっと小さいときは「トイレは暇だから、僕がトイレに行ってるときなにかお話して」と言われていました。常に何かに没頭することを好む。本、漫画、ゲームは手軽なツールよね・・。
納得した。納得したけど、もう、感覚が違う・・少しも共感できないよお母さんは。
夫。夫がちゃんと返事を返してくれるかわからないけれど、アンケートの結果を見せてみたら、夫は感覚を共有しているところがあるそうで(!)理解していました。
・メリットで動く(先のことは想像できないから、なるべく即効性のあるもの)
・退屈が怖いのは、実は不安があるから。不安を感じたくないから。本人はそれは気付いていないと思う。
という話が聞けました。
今度退屈になったらどうなるかという話をする時間を設けてみようと思います。考え方の手掛かりになるものないかな。
息子は、適応教室なら出られるということで、そちらに出ることができました。今のところ週2×短時間のみ、給食なしで帰ります。