LD(学習障害)なのかな?と思ったけれど
息子は書くことが苦手です。
小学校入学してからは、「字を書くのが面倒くさい!」と家で癇癪を起こし。とにかく「字を書くのが嫌」と言い続けていました。
その時、私に知識がなくて理解できずに「そっかそっか・・大丈夫、がんばれ!」というような、なんのサポートにもならない声かけをするだけでした。成長とともに解決すると思いました。
2年生になって、さらに面倒と言うようになりました。漢字ドリルも雑でなぐり書き、日記は一行だけ。「字を書くのが面倒だから学校に行きたくない」と言い出してからも、私としてはそんなことがあるとは思えなくて「本当は字を書く以外のことで嫌なことがあるんじゃないかな?」と思っていました。
3年生で不登校になりました。宿題はやらせていたけど、この頃になると私も発達障害の本を読んだり、おかしいなと思っていたので書かせるのをやめて、宿題は口頭で答えられるものは答えてもらったり、漢字は2、3文字を空中に指で書くようにして、やってきました。
それ以上だと「漢字は覚えられない!」「覚えたら他の記憶は全部なくなる!」
と、半ばパニック。
こんなふうに字のことだけ考えると、字が全ての原因のように思えるし、生活の中で字を書かないというのは目立つから、LD(学習障害)っていうやつなのかな?と思って悶々としていたんだけど。
スクールカウンセリングを受けて今までのことを整理したり、
この本を読んで、息子はLDとは違うのかなと思うようになりました。(良書だからゆえ)
うちの子は字が書けない (発達性読み書き障害の息子がいます)
- 作者: 千葉リョウコ,宇野彰
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2017/07/06
- メディア: 単行本
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よく考えてみると、字を嫌がるのと全く同じように歯磨きしないし、お風呂入らないし、着替えないし、外に出ない。
そんな中でも初めて使う入浴剤が手に入ると、自らお風呂に入る。
好きな歌の歌詞なら、A4の紙いっぱいに文字を書く。
息子はLDじゃなくて、やりたいかやりたくないか、スイッチのオンかオフかなんだなぁとここ最近考えに考えてようやく気づきました。
息子は極端にエッセンシャルな人だと思います。今やりたいこと以外についてはほぼ受け付けません。オンオフの切り替えのコントロールに支援が必要な子と言えると思います。
- 作者: グレッグ・マキューン,星井博文=シナリオ制作,サノマリナ=作画,?橋璃子
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2017/03/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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不登校も半年以上たち、就寝時間だけは守ってもらい、わりとやりたいように(ゲーム多め)過ごしてきたと思います。はじめより笑顔が増えて、エネルギーも溜まってきて。家でscratchの先生になって私に教えてくれたり、micro:bitがやりたいと言うようになりました。プログラミングはゲームと似ているけれど、ゲームよりも能動的な部分が多いです。
ゲームや漫画、本以外でやりたいことが増えてくると、かなりエネルギーが充電されてきたということだなと思います。
名前すら書かなくなっていたけれど、リハビリのように考えて名前だけ書いてみようと勧めると、なんと、書いてくれました!
名前はさらっと書けた方が今後の人生にとって良いので、名前を毎日書く習慣を付けようと思います。
慣れてきたら住所も書けたらいいな。
息子のことで悩んで、同じようなお子さんがいないかブログやTwitterで探すけれど、似ていても違う、ヒントは貰えても結局はよく観察して答えを出すしかないんですよね。
療育センターは面談時間が短いし、話を聞いてもらえるところではなかった。
今一番信頼している相談相手はスクールカウンセラーの先生です。相性が良い先生に出会えて良かった。
息子のスイッチオンオフ問題、「それじゃあどうしたらいいのだろう?」それはまだ模索中です。
私としては、興味のないことでも本人の負担にならない程度にリハビリのように習慣づけることが有効な気がしているので、まずは1日一回名前を書く。週1の放課後登校は続ける。
本当にゆっくりですがとりあえずこれをしていこうと思います。
やりたいと言っているプログラミングは息子に向いていると思うので、micro:bitはクリスマスプレゼントで計画中です。