たまねぎくんの日常

不登校、別室登校、自閉症、HSC・・たまにたまねぎくん目線でエッセイを書きます。

漢字を書くのがすごく嫌みたいなので試行錯誤、ミチムラ式が合ってた!

 

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夏休み。小3の息子は不登校だから家にいるのは相変わらずなんだけど、休む理由がいらない分、気持ちが楽みたいです。

宿題については、書くことが苦手なので漢字の学習方法に悩みに悩み・・漢字の家庭学習は基本的に〝書かなくていい学習〟にしようと決めました・・・!

 

目次

書かなくていい学習とは具体的にどうするつもり?

 

はじめに結論を言うと、ミチムラ式にたどり着きました。

苦手な漢字を書かずに克服 | 唱えて覚えるミチムラ式漢字学習法

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ミチムラ式漢字カード

 

ミチムラ式では、例えば〝転〟という漢字なら、「くるまへん、ニ、ム」と唱えるだけです。

うちでは3回唱えてから頭の中で転と書かせ、ホワイトボードに一度だけ書きます。

ホワイトボードに書くのは機嫌の良い時だけで、書けない時もたくさんあります。指で空中に書かせることもあります。それで良しとしてます。

 

これをなるべく毎日2文字やっています。

復習でもこの漢字カードを見て3回唱えて頭の中で書いてからホワイトボードに書く。

何度かこの方法を繰り返すと覚えられるのがわかりました。息子は漢字ドリルが嫌いだったようで、ミチムラ式だけにしたらあまり不機嫌にならず学習できています。一日2文字なので、少ないというのもありますが・・。

 

 

ミチムラ式を使い始めた私の失敗談

 

漢字ドリルで育った私はミチムラ式のやり方がよく飲み込めず・・

漢字カードを一度使った後、漢字ドリルを復習に使ったり(息子、かなり嫌がる)の失敗もありましたが、ミチムラ式が合っている子はとにかく漢字カードを繰り返しやればいいんだと思います。

機嫌の悪い時期は読みだけにしたり、お休みしたり様子を見ながらになります。

最低ラインとして、読めるようになったらいい。と思ってやっています。

だから読めたらとりあえず母の気持ちは落ち着く。(←大事です!)

 

 

 これまでの経緯

①あれ、困ってる?

 

 そもそも、息子のどんな様子から漢字学習を改めようと思ったかといえば・・

 

・1年生の頃から、「書くのが嫌」「面倒くさい」とずっと言っていた。

・最近は漢字は書くことを促すと怒って前へ進めない。「漢字を書いたら頭がおかしくなる!」と言うようになった。

・特に、複雑な文字、新しい部品のある文字は書くところから軽くパニック。復習の時に思い出せないともっとパニック。

 

私としては「あれ、なんで?」でした。私が小学生の頃はといえば書くのが全く苦ではなく、書いたら覚えられていました。

 

 ②書いて覚える方法しか知らなかった・・

 

普通のとにかく書いて覚えるやり方しか知らなかったから、他の方法を探るのに時間がかかってしまいました。

それに息子、2年生まではなんとか頑張って書いて覚えられていました。だから「2年生までできたんだから、できるでしょ。」と母は思っていたのです。 

「字を書くのが面倒」なんて発達障害のことを知らない人が息子を見ると、ただのわがままに見えると思います。

母である私も、スクールカウンセラーの先生に発達のことを指摘されるまでは、わがままなのかも・・と思ったこともあります。

 息子以外にも一辺倒な学習法について行けない子ががたくさんいそうです・・。

 

どうしても無理な時は、お休みしていい!

 

漢字は今無理!!という時期もちょくちょくやってきます。

特に暑さ寒さが苦手なので、真夏、真冬は機嫌が悪く漢字を書くことは難しい。

 

苦手なことを嫌々やらせると、あまり成果がない上に気持ちを立て直すにも時間がかかるという・・それが〝もったいない時間の使い方〟だと思うようになりました。

 

今、算数や理科が好きで、これからもずっと好きかもしれないけれど、もしかしたら今だけかもしれない。

算数の中でも今は大きな数に興味があるけど、これは今だけだと思う。

理科の中でも、今だけ興味を持つところがあると思う。

それを今伸ばさなくていつ伸ばすんだ!!

漢字は今はダメでも、もしかしたら後から興味を持ってくれるかも、そしたらその時勉強できる。そもそも、今の時代漢字が書けなくてもすぐに調べられる。

 

実は私の中で、息子は学校に行けなくても、運動ができなくても、勉強はできる・・と思っていたところがありました。

その勉強ができるという部分がぐらっと揺れて、ちょっと動揺してしまっているところがありました。私がそういうものから自由にならないと、息子も楽にいられないよね。

押し付けず、心がのびのびしたまま成長させてあげられる母になりたい。 

 

さいごに

今の息子にはミチムラ式が合っていましたが、ミチムラ式にこだわらず柔軟に、その時に合った方法を模索していきたいと思います。

息子は合わなかったけど、漢字アプリが合っている子もいるようです。

ちょっとでも漢字を楽しめたら・・と漢字カルタも用意しています。

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まだカルタはできていないけれど甲骨文字には興味がある様子。

 

文字 (ずかん)

文字 (ずかん)

 

 こちらは楽しく読んでいました。

 

 

 ※R1 8/30 元々の記事をリライトしました。