たまねぎくんの日常

不登校、別室登校、自閉症、HSC・・たまにたまねぎくん目線でエッセイを書きます。

発達検査の前の診察、こんな感じで頑張って連れて行った!

今年から完全に不登校になった小3の息子。
発達検査を受けることを勧められてから検査を受けて結果を聞くまで、こんな流れです。


スクールカウンセラーに発達検査を勧められる

夫婦で話し合い、検査を受けるかどうか選択する

検査することに決めたら、療育センターに直接電話予約する(このときも色々聞かれる)

医師の診察を受けて、発達検査が必要かどうか判断してもらう。(スクールカウンセラーと担任の先生からの紹介状を持参しました)⬅︎今回これをやってきました。

発達検査(息子は二つあるので二日分)

検査結果を聞きに行く(本人は同席しなくてOK)



さて、先日の診察です。

7月。暑さに弱く、興味のあること以外の行動をするのが難しい息子を車で30分の療育センターまで連れて行くというレベルの高いミッションでした・・!

検査について、なんて説明したらいい?

まず、発達検査と診察についてどう説明するか、悩みました。なるべくポジティブなイメージで挑みたいのです。
考えた末、

「息子くんは、得意なことがたくさんあるよね!得意なことを増やしたりもっと得意にしたりするために、どんな事が得意かわかる検査を受けてみようよ!パズルをしたりする検査だよ。」
「得意なことを調べる時に、苦手なこともわかるけど、得意なことを伸ばすためには分かっておいたほうがいいから。」

と説明しました。
おやつを食べた後の機嫌の良いタイミングで「うん、わかった」と了承してくれました。

ちょっと楽しそうかな?と思っている様子でした。いいかんじです。あんまり楽しみにして、診察をうけたときがっかりしたら次回いけなくなるので大変です。

息子の気分を上げるためにやったこと

当日「行きたくない。」という可能性も十分にあるので、とにかく少しでも楽しく!ピクニック感覚で行こうと、おむすび、おやつ、ジュースをリュックサックに入れて、車の中で食べて、さらに待ち時間は退屈対策のために持っていった本を読みました。帰りにアイスを買おうと約束もしました。

私は医師がどんな人かとても気になっていました。威圧感があったり、不用意な言葉でうっかり息子を傷つけられては困ります。担当医がたまたま白髪多めのおかっぱ頭の男性だったので、「博士みたいだね!」と息子に言って二人で顔を見合わせてコソコソ笑う・・というようなことができました。髪型に感謝。優しそうな先生でした。
ピクニック感覚で行ったのは正解で、待ち時間にちょっと退屈感はあったものの不機嫌にはならずに受けることができました。

退屈対策に持って行ったのは星新一のねらわれた星。

ねらわれた星 (星新一ショートショートセレクション 1)

ねらわれた星 (星新一ショートショートセレクション 1)

読書が好きでも外出先では読まなかったりするのですが、こちらは楽しめたようです。

診察で聞かれたこと

・(本人に)困っていることはないか(→息子、「ない」と返事をしていました)
・今まで言葉の遅れはなかったか(→ありません)
・理解力について(→高いです)
・運動面で困っていることはないか(→得意な方ではないけれど、練習したらできると思う。けど全く練習をしないので縄跳びも飛べない、自転車も乗れない)
・手先は不器用か(→器用です)
・学校の担任の先生との相性はどうか(→良いと思います。興味に寄り添ってくれる先生なので。)
・どんなことにこだわりがあるか(→歯磨き、着替え、お風呂を嫌がる。予定がある時、何時から何時までを知りたがる。神経質で、共用の食器は使えない。家具の配置が変わると落ち着かない。・・もっとあるような気もするけど、ここで言えたのはこのくらい。)
・感覚が過敏だと思うことがあるか(→マフラーができないので首回りがそうだと思う)
・チックはあるか(→なし)
・爪噛みなどの癖はあるか(→深爪はしてる。歯磨きが嫌でわざと咳き込み、それが癖になっている時期もあった。)
・きちんと朝起きられるか(→起きられる)
・朝の機嫌はどうか(→朝ゲームができるから、割といい。学校に通えているときは朝機嫌が悪かった。)
・療育センターに何を求めているか(→どんな環境にしてあげたらいいのか、知りたい。環境を整えたら学校に行けると思う。もし行けなくても、幸せに過ごしていく方を知りたい・・、急に聞かれてぼんやりしたことを答えてしまいました。)

など。全ては覚えていませんが。電話予約の時も似たようなことを聞かれました。
息子を退室させてから話をする時間もありました。子どもの苦手なことについて本人の前で説明するのは難しいですよね。


担当医はいろんな子を見てきているので、息子のことも「あれだな」っと感じるものがあったんだと思います。
検査を受けていない段階なのに「これは、育て方ではなくて脳の機能の問題です。お母さんのせいじゃありません。」と言われ。
どこかで聞いたことのある言葉なのに涙ぐんでしまいました。分かってもらいたかったんだな、私。

今の過ごし方のアドバイス

・集団生活に疲れてしまうタイプなので疲れが出てきた感じがする。今すぐ登校する必要はなし
不登校児のための別室などで個別に指導してもらう方が合っている
・勉強はみんなと同じやり方じゃなくていい。
・ゲームはそればかりになるので制限するように
・理科的な興味が高いので、理科の実験や好きな植物に触れたり、本を読んだり、気の会うお友達がいるなら一緒に過ごす時間を持てたら良い

・・とこんなかんじでした。
ゲーム以外は、今の過ごし方で良い感じです。
ゲームは今、午前中やらせています。以前はもっと制限していたのですが、好きなことをした後は機嫌良く話ができたりするのでちょうどいいような気がしています。でも復学のためにも、本人の興味を広げるためにも少しずつ減らして行った方がいいのかなあ〜と思いました。

次の予定

発達検査を2つすることになり、
・発達検査二日分
・結果を聞きに行く日
・診察日
の四日分の予約を取って帰りました。

発達検査二日分と結果を聞きに行く日は予約がいっぱいで3ヶ月後でした。
診察日は夏休み中の様子を見たいということで、来月の予定です。

料金は?

診察なので医療費がかかりました。
私の住んでいるところでは子どもは医療費の助成があるのでその分だけお金を払いました。

感想

息子は〝できない〟というよりは〝取りかかれない〟子です。不登校になる前の学校生活ではきちんとしていたようで何か指摘された経験はなく、気になる点はあっても子どもってこんなものかな?発達障害と診断されるほどのことではないのかな?と思っていました。
でも息子のことを聞いたスクールカウンセラーや診察してくれた担当医の反応を見ると、もしかしたら診断名がつくのかなと思いました。
発達検査で、彼の特性をもっと知って、ふさわしい対応ができるようになれたら良いな。
今回はスムーズに行って帰ってこれたので本当に良かったです。次回もこんな感じでできますように!